未来の建築家を発掘、一流建築家が審査員! 建築界注目の現役学生の木造住宅設計コンテスト

工務店トップインタビュー

「若手の活躍と成長を支援しながら

つくり手も住まい手もワクワクする家を丁寧につくりたい」

福岡県
株式会社長崎材木店一級建築事務所

代表取締役 長﨑 秀人

株式会社長崎材木店(長崎材木店一級建築事務所)は、明治30年に材木店として創業しました。私が会社を継承した後は、興味のあった住宅設計・施工の事業を始め、庭の設計・施工、リフォーム・リノベーションにも事業領域を広げました。その根底にあるのは、戦後の住宅の大量生産・大量消費に対するアンチテーゼです。「つくって終わり」の考え方に違和感を抱き、「未来へつながる家づくり」をしたいと考えたのです。
長く愛され続ける建物をつくり、木材資源を循環させる仕組みを整え、つくり手も住まい手もワクワクするような家を、人の手で丁寧に設計して丁寧につくりたい。それが、私たちの原点です。
 
弊社の社名が「材木店」なので、材木を扱っていると思われがちですが、住宅設計を中心に事業を展開しています。今回は、建築が好きな優秀な若い人たちと接点を持ちたいと考え、設計グランプリに協賛させていただきました。
 
弊社の社風はベンチャー的で、ゆとりある働き方ができるよう制度を整えています。さまざまなことを貪欲に追求している会社なので、変化を面白がれる人、家や暮らしに興味があり、ものづくりが好きな人と一緒に働きたいと考えています。
弊社では、若手が活躍できるよう、設計志望でもさまざまな業務を経験することができます。設計だけをしているとオペレーターになりがちなので、広報やマーケティングなどの仕事にもチャレンジして、可能性を広げてほしいと考えています。
また、若手が成長し、キャリアアップできるような仕組みも整えています。建築士資格取得を目指す社員に、授業料の40%を援助する「資格取得支援制度」はそのひとつです。また、授業やテキストで学ぶ内容を業務で実践する機会ももうけています。さらに、私が約30年の実務経験で蓄積した、住宅設計からマーケティング、接客・接遇までのノウハウを直接伝授するセミナーも、社員の成長やキャリアアップのために実施しています。
このほか、若手は、視察研修や全国設計デザイン研修に参加したり建築家とのコラボレーションなど、さまざまなプロジェクトを経験したりすることができます。もちろん、仕事をするだけでは面白いアイデアは生まれません。みんなでBBQをしたり海で遊んだりと、クラブ活動のように仕事も遊びも楽しんでいます。
 
建築業界で活躍するためにも、学生の皆さんは社会に出る前に、ぜひ、いろいろな建築を見てください。「建築写真を見れば十分」と考える人もいるかもしれませんが、私は建築写真を「2次元の写真集」と考えています。実際に建築を見た後、その写真が載っている本を手に入れることはありますが、それは建築を記憶したり、実物を見たときの感動や学びを思い出したりするためです。
学生の皆さんも、今のうちに国内外の建築を実際に見て、いい家づくりにつなげてほしいと思います。


 

施工事例

【企業プロフィール】

【会社名】株式会社長崎材木店(長崎材木店一級建築士事務所)
【住 所】〒811-3101 福岡県古賀市天神5-10-3
【T  E  L】092-942-2745
【M A I L】 inquiry@nagasakizaimokuten.co.jp
【事業内容】注文住宅設計・施工、リフォーム、管理仲介など
【沿革など】創業明治30年 資本金 9,800万円 

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