未来の建築家を発掘、一流建築家が審査員! 建築界注目の現役学生の木造住宅設計コンテスト

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「受講者の方々との繋がりが大きな財産。
社会に貢献できる人材育成のため、親身な支援を続けていきたい」。

      株式会社 建築資料研究社/日建学院
            代表取締役社長 馬場 栄一

個別授業受講の様子


 当社が運営する日建学院は、『中卒の大工さんであっても1級建築士を取らせたい』。という思いで約40年前に開講しました。建築士をはじめとする資格取得の教育機関として、公認校・認定校を含め全国に600校あり、幅広く受講者の方の支援をさせていただいております。

この「木の家設計グランプリ」の開催趣旨は、当社の基本理念『人材育成を通して社会に貢献する。業界に貢献する』。と非常に共通するところがあると思っています。

 昔から日本のものづくり文化を支えた「大工」「棟梁」を育てることは、日本の伝統建築・ものづくり文化を未来へ引き継ぐことにつながります。建築業界では、建築士をはじめとする各種施工管理など多くの専門的資格が必要とされます。学生の方もいずれは資格取得を目指される方も多いことでしょう。仕事をしながら、あるいは様々な理由を抱えながら資格を取る事は非常に大変です。当社としては、少しでも多くの方が合格され夢を叶えて頂きたいですし、そうすることで建築業界のさらなる発展に繋がってくれればと思っています。

近年においては、大学の学部・修士学生、及び高等専門学校の学生の皆さんを陰ながら”出版”という形で応援してきました。学生の方が関わるイベントや活動を私たちが記録し公刊することで、その成果を広く世の中に伝え、後々まで残すという使命を持って関わっています。

 これらを通して思うことは、やはり出版の力は大きい、ということです。公式記録集として出版することにより、そのイベントや活動自体がレベルアップし、活性化するという事実こそ、私たちが着目し意義を認めているところなのです。私たちができることは、あくまで間接的な支援にはなりますが、これが若手の人材育成へとつながることを信じ、今後も可能な限りこうした出版活動を続けていきたいと考えています。

近年では建築業界の人材不足が懸念されています。一部の建設企業では、建設業に興味のある文化系の学生を採用して独自に教育し、建設技術者として育てようという動きがあるほどです。当社では新しい取り組みとして、地場大手建設企業の新人研修のサポート事業も手がけ、今後も建設産業の基礎的な知識を教育する初期研修や社員研修をサポートしていく考えです。

当社の一番の財産は、長い歴史の中で、これまで日建学院を通じて建築士、宅建、各種施工管理などの資格を取得した多くの方々です。OBの方々の中には、企業の経営を担っている方も多く、また親の代から引き続き日建学院に通っていただき、資格を取得している方も沢山います。そうした繋がりを大切にできる企業でありたいと常に思っています。

皆さんは日本建築文化を持続発展させるために必要不可欠な存在です。建築を通して未来の日本が豊かで幸せな暮らしを築いていけるよう、私たちもあらゆる面からサポートしていきたいと思っています。

企業プロフィール
【会社名】株式会社建築資料研究社
【住 所】〒171-0014 東京都豊島区池袋2-50-1
【T  E  L】0120-243-229(代表)
【M A I L】 nikken@to.ksknet.co.jp 
【事業内容】建築士など資格取得の教育機関・日建学院運営、派遣業務、教材提供など
【沿革など】創立 昭和44年 資本金 1000万円

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