未来の建築家を発掘、一流建築家が審査員! 建築界注目の現役学生の木造住宅設計コンテスト

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株式会社新建新聞社
   代表取締役 三浦 祐成

当社は工務店の応援紙「新建ハウジング」の発行を軸として、業界向け書籍の発行やセミナー開催などを通し、工務店経営や家づくりの支援に力を注いでいます。


今回協賛させていただいたのは、工務店の未来を担う取り組みに貢献したいと考えたことと、メディアとして学生の柔軟な発想や設計手法を発信することで、業界・工務店に刺激とやる気を感じてほしいと思ったからです。

参加者の方は将来建築業界で働くことを目指していると思いますが、この業界も社会とともに著しく変化しています。そういう環境で、一体どんな人材が求められるのか。

まずひとつ目は「三方良し」発想ができる人材。「三方良し」とは近江商人の行動哲学で、売り手も買い手も満足し、社会にも貢献するという思想ですが、建築を通してクライアントの幸せの最大化を目指すと同時に、その建築が地域や社会に及ぼす影響、そして利益を含めた自社への貢献を考えることができる人かどうかです。

2つ目は、「もっと良い建築をつくりたい」、色んなこと・人に「負けたくない」という「正しいエゴ」を持っているかどうか。

そして3つめは、社内外の”もの・こと・ひと” と「シェア(共有)&コラボレーション(協働)」ができる「縁側」的仕事術ができる人材。
内側に閉じこもらず、お客様や周りのスタッフなど外部と積極的に関わる中間領域=縁側を自ら積極的につくり、価値と効率を最大化する仕事術ができる人材が求められる。このように捉えています。

 

学生側だけでなく、企業側にも当然、改革や成長、積極的な情報発信が求められると思います。

このコンペに参加する学生のような、高い設計力を備えた若い力は企業としては宝の原石です。社内の設計力を高めれば当然満足度が高まる。すると予算も顧客も変わる。その結果、利益も増えて組織も良くなる。これは私自身がたくさんの工務店を見てきた実感です。設計者の採用・育成は最優先事項だと思います。

 

工務店が様々な取り組みや情報をシェア&コラボレーションすることで工務店の存在感を高め、良いクライアントを得ると同時に良いスタッフを得る。そして量産住宅会社にあらゆる面で勝っていく。そんな時に今来ています。このグランプリは、まさにその取り組みで、とても有意義だと思います。
 

スタッフのモチベーションは、社長の力だけではなかなか上がりません。社内外の切磋琢磨と評価、顧客からの評価・感謝がその源泉となります。このコンペ開催を契機に、工務店の横のつながりとコミュニケーションがスタッフレベルで、特に設計者の間で活発になることで、採用後のモチベーションアップ→スキルアップにつながることを期待しています。

 

学生の皆さん、成熟期に入った日本ではスモールビジネスにチャンスとやりがいがあります。もちろんすべての中小企業がそうとは言えませんが、建築におけるスモールビジネスの実践者=工務店にも是非目を向けてほしいと思います。

 

工務店の仕事は、住宅の新築だけでなくリノベーション、さらには木造の店舗や施設にも広がっていますし、地域の「ハブ」(ひと・もの・かね・たてものの中継地点)として地域の活性化=まちのリノベーションに貢献するポテンシャルをもっています。

そして最近では、建築家と同等以上の設計力をもつ工務店も増えています。規模が小さい分、やれることと責任は大きくなりますが、チャンスとやりがいが生まれます。まずは工務店の人、仕事に触れてください。必ずあなたの求める場所が存在すると思います。


企業プロフィール

【会 社 名】 株式会社 新建新聞社

【住   所】  長野本社 〒380-0836   長野県長野市南県町686-8

【T E L】  TEL:026-234-1115 (代表)

【事業内容】 建築雑誌、書籍の発行販売、取材、イベント企画運営等

【沿革など】  1949年4月創業 資本金1,000万円

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