未来の建築家を発掘・一流建築家が審査員! 建築界注目の現役学生の木造住宅設計コンテスト

受賞作品

2024 課題テーマ
「住み続けられる家-古き良きものの再生」

○受賞者アンケート

グランプリに参加しようと思ったきっかけ、理由

プランニングで苦労した点 

プランニングでうまくいった点

④受賞の感想

⑤グランプリ全体の感想(グランプリに参加してよかったことなど)

⑥あなたにとって設計グランプリとは?

20選

二世帯町家暮らし

兵庫県立大学 / 井村 智哉

 

○受賞者アンケート

憧れの建築家である先生方に講評していただきたかったからです。

元々つし2階であった高さの低い屋根裏空間の居住性を高め、快適に過ごせるような空間にリノベーションすることに苦労しました。

店の間から中庭まで視界や風が抜ける、町家らしいプランに再生できたことが良かったと思います。

コンペの案にしては地味な作品になってしまい、このような作品を評価していただけるのかどうか不安な気持ちはありましたが、20選に選んでいただけたことで大変勇気づけられました。

100選の方々の素晴らしい作品を見ることができ、現在の自分の実力を知ることができました。もっと力をつけて来年また挑戦したいと思います。

普段考えていることを発散する場です。

20選

湯塒

大分大学 / 三好 一真・伊藤 愛莉
 

○受賞者アンケート

 大学卒業を前にもう一度住宅の設計をしたいと考えていた時にちょうど木の家設計グランプリの事を知りました。要項も新築ではなく「リノベーション」で挑戦したことのないテーマだったので興味を持ち応募しました。

機能性と意匠の両立するプランニングを考える事にとても苦労しました。意匠ばかり考えるとそこに住まう人の事を置き去りにしている様な動線計画やプランニングになっていたり、反対に機能性を求めすぎると建物の象徴性や魅力が弱まってしまって、両立したプランが中々できず苦労しました。

案の象徴となる温泉の筒とその周囲を取り囲む居場所の位置関係がうまく行った様に思います。

20選に選んでいただけた時は素直に嬉しかったです。しかし、同時にまだまだ案を高められたのではないかと悔しくも思っています。

他大学生との交流や普段の設計演習ではあまり考えない視点から作品に向き合う事で、自分が設計の際に大切にしたい事が見えてきました。また尊敬する建築家の方々から評価をいただける事は中々ない機会で、より建築を好きになるきっかけを与えてくれました。

新たな視点から設計に挑戦できる場であり、自分を表現し合い、考えの違いや地域性の違いから来る新しい価値観を発見できる場であると思います。

20選

雪しろハウス〜古来の知恵を生かした季節を超えるくらしの再考〜

神戸大学大学院 / 柳内 あみ・宇野 耀士


 

○受賞者アンケート

以前より敷地に関して調査を進めており、雪室を活かしたコンセプトを考えていたので、それを住宅に応用したいと思い参加しました。

雪室のスケールを住宅レベルに適応させることに苦労しました。

選定エリアの中心存在である市場の風景と住宅をうまく連関させて考えることができました。

10選には入らなかったものの、私たちが大切にしてきた「雪室という古来の知恵を生かして豊かな生活をつくる」という設計姿勢を評価していただき大変嬉しく思います。

巡回審査の段階から多くの先生方や学生に声をかけていただき、議論できたことが大変刺激になりました。

最も身近な住宅という建築を通して設計の基本を再確認し、良い空間創造に向けて新たな価値観を得られる場。

20選

土間から広がるくらしの輪

 工学院大学 / 許 裕伊・金井 美樹・嶋田 美咲

 

○受賞者アンケート

先輩が出しているのを見て興味を持ったから。

リノベーションでどこまで既存を変えるべきかという点

1階と2階の断面的なつながりをうまく獲得できた点

こういった受賞を頂くのが初めてなので、とても嬉しかった

多くの賞があり、色々な視点から評価をしてもらえるのでやりがいがあった

自分の設計力を学校外から評価してもらうための挑戦の場

20選

「ずれる」屋根、広がる暮らし

 大阪工業大学大学院 / 北谷 心海


 

○受賞者アンケート

初めてのリノベーションがテーマであることと、住宅を設計したいと考えたからです。

勾配の異なる屋根のプロポーションを残しながら、どのように空間を活用させるかが苦戦しました。

屋根を浮かせたことで、匂い、視線、光、街との関係を広げることができたことです。

同じ大学のメンバー2組が10選だったため、悔しい気持ちが大きいです。

100組が同じ空間で自分の作品をプレゼンする熱気が新鮮で、とても刺激的でした。

気づく力を養う場です。

一般投票

ReTRAIN

 岡山理科大学 / 山森 涼介・山崎 力・山本 健勝

○受賞者アンケート

昨年までの研究室の先輩方も参加されていて、自分たちも参加したいと思ったからです。

駅舎と電車を家にするというアイデアなので、生活する際の動線やプライベートな部分とパブリックな部分をはっきりさせないといけない点で苦労しました。

駅舎や電車、跨線橋などの元々存在していたものを活かして、ワクワクするような楽しい計画ができた点です。

一般投票賞ということで、会場に足を運んでくださった方からとてもありがたい評価を頂けて嬉しく思います。これからも精進します。

会場の熱気が凄く、すごく熱量のあるグランプリだと感じました。審査員の方からも貴重な意見が頂けてとても参考になりました。

大変だけど、その分大きな達成感や収穫があるものだと思います。