未来の建築家を発掘・一流建築家が審査員! 建築界注目の現役学生の木造住宅設計コンテスト

受賞作品

2021 課題テーマ
「コロナ時代に考える職住一体の住まい」

○受賞者アンケート

グランプリに参加しようと思ったきっかけ、理由

プランニングで一番苦労した点 

プランニングでうまくいった点

④受賞の感想

オンラインでの開催にあたって、感じたこと、感想など

⑥グランプリ全体の感想(グランプリに参加してよかったことなど)

⑦あなたにとって設計グランプリとは?

 

20選

放物線の家

大阪大学大学院      古田祐紀
           化生真依

○受賞者アンケート

先輩がしていて竹原先生に憧れていたからです。CLTを使った今までにない構造を考えること。

初めてリノベーションに取り組み、既存と新築のバランスの取り方が難しかったです。

既存住宅の中央の廊下部分がとてもいい空間だったので良さを残しつつ、全体が見渡せる開放的な空間とすることができた点。

来年は優勝を目指してがんばります。(各自)

発表ができなかったので隙間時間などで少し先生に意見をもらうことなどができなかったことが心残りです。

職住一体を含めたこれからの暮らし方の考え方を深めることができた点です。

青春です!

20選

ぐるりとまわり、ゆるりと暮らす

 名古屋大学大学院    藤本奈々
           山本さゆり

○受賞者アンケート

様々な設計を経て、住宅スケールの設計に再び挑戦したいと思ったから。

スキップフロアのため階高の調整に苦戦した。

パブリックとプライベートのグラデーションを上手くつくれたと思っています。

10選に選ばれなくて悔しかったですが、良かったです。

時間通りに進んでいくのが良いと思った。

賞がたくさんあるので、私たちも受賞できて嬉しかった。

挑戦

20選

茶と、愉しむ

滋賀県立大学     佐々木美佳
         椎葉眞結

○受賞者アンケート

まず、コロナ禍で中止となった別のコンペでの元案を生かせるテーマだったため、プラッシュアップする良い機会であったことがきっかけの1つにあります。加えて、これまでの大学生活での積み重ねを、外部で評価してもらえる場として捉え、これからの成長のためにも参加を考えました。コロナで思うように外出できないなか、親しい友人とこの時期だからこそできる思い出づくりをしようと思い、卒業制作前の腕試しとして参加を決ました。

元々の地形の段差をうまく利用して、職と住の空間を配置する点です。職の空間については、具体的な機能や地域との繋がりを考える点で、内と外の関係を踏まえる点にも苦労しました。土地の読み込みでは、傾斜地にあるからこそ見えてくる景色や敷地調査から得た情報をどのように組み込んでいくかなどに苦労しました。

茶を炒る香りに注目し、香りが巡る家という方向性を見つけてからは、断面方向のプランニングがうまく進みました。断面を考えることで、地形を生かしつつ、職の空間からみる住の空間、住の空間からみる職の空間と相互的な関係をうまく溶け込ませることができたと思います。地域の産業や土地の特徴に注目し、地域性を強く持つことができたのではないかと思います。

皆さんの素晴らしい案を見終わった後だったので、後半諦めの境地でしたが、20選に選出していただき本当に嬉しかったです。想いを込めたプレゼンボードに目を通していただけた事は非常に喜ばしく、一方で10選になれなかった悔しさも募ります。10選に選ばれた方達との差はなんだろう、自分たちには何が足りなかったのかと改めて考え、また機会がありましたら次はさらに上位を目指して頑張りたいと思います。

突然パネリストへの参加を求めるメッセージが画面に出た時はとても焦りましたが、そのようなドキドキ感もオンラインならではのとても良い思い出です。一方で、講評に上がらなかった作品も目の前で模型やボードをみて一つ一つを読み込みたかったなと思いました。対面ならではの全体の雰囲気を感じ、自然な会話の中から発見できることは多くあるはずだったのではと思ってなりません。それでも無事参加、開催していただいたことはとてもありがたく思っております。

グランプリは講評会の密度が高く、多くの作品から刺激をもらえるとても素晴らしい機会でした。コロナ時代に、同じ世代の方達が何を考えて過ごしているのか、なかなか普段は知ることができないことでもあります。その多様な作品を見ることでコロナとも前向きな付き合いをできるようになるといいなと思いました。また、自分たちの作品について、お茶が好きな私たちならどんな暮らしがしてみたいか、今後のライフスタイルについて視野を広げて、楽しみながら考える良い機会になったと思います。

⑦多様な考えに触れ、気付きを得られる場です。設計に磨きをあげていく過程でも、多くの学びがあり、同じように頑張っている人がいるのだと思えることで、負けずに頑張ろうと切磋琢磨できる場でもあります。一方で、審査員、学生一体となって、より良い建築や暮らしを思い描ける、幸せな場でもあります。

20選

職・住・おばあちゃん一体の住まい-僕たち家族の移住計画-

 鹿児島大学     仮屋翔平

○受賞者アンケート

自分の住宅設計の現段階での能力が学外でどこまで通用するか知りたかったから。また、自分の設計を素晴らしい審査員の方々にご講評いただきたかったから。

敷地の中で魅力的な場所をリビングや仕事場としたため、ダイニングと寝室の環境が悪くなってしまった。隣接する道路の高低差を生かしたゾーニングを行ったが、結果的に通風と採光がとれていなかった。

ばあちゃんが仕事をする土間と僕たちが仕事をするスペース、みんながくつろぐリビングを壁のない大空間で繋いだこと。隣接する道路の高低差を住宅のプランに取り入れたこと。

嬉しさ半分、悔しさ半分だった。最終審査まで残れなかったこと、審査員の方々からご講評がもらえなかったことが何よりも悔しかったが、最終審査に残った10名の方々のプレゼンを聞いて、自分の実力不足を痛感した。まだまだ自分の思考や知識は浅く、これからすべきことが明確になった。しかし、3年の時点でこのような設計グランプリで受賞できたことはとても光栄だった。

オンラインでの開催だったからこそ、シートや模型をしっかり見ることができたと思う。また、事前にプレゼン動画を各自準備していたことで、発表者が伝えたいことをプレゼンできていたと思う。

まず、このような賞を頂けたことがとても嬉しかった。これからさらに高いレベルで建築を考えたいと思えるきっかけになった。また、自分がプレゼンをすることはできなかったが、素晴らしい講師の方々の討論を聞くことができてよかった。

他大学の学生の設計を知ることができる機会。このようなコンペに参加することで他大学の学生の考え方や技術を知ることができる。自分の設計力を試す場として貴重な機会だと思っている。

20選

面積循環のススメ

 千葉大学大学院     江邨梨花
           鈴木

20選

SHARE DESK

 熊本県立大学山内杏友

○受賞者アンケート

大学生活最後の夏に挑戦したかったから

コロナウイルスで、人との関わりが取れない今、改めて人と会って話すこと、ご飯を食べること、笑うこと、どれも大切だなと感じました。この考えを形にしたいという思いを持ちながらも、コロナで距離を取らなければならない、その矛盾の中で職住一体の住まいを形することが難しかったです。

この建物を作ることで家族同士の距離がより深まり、在宅で仕事に励む人達がコロナ禍での孤独を感じない地域の拠り所となる建物ができたと思います。

受賞を聞いた時はとても嬉しかったです。頑張って取り組んだことを評価していただきこれからももっと頑張りたいと感じました。

プレゼン動画はもちろん、審査員の皆様が討論する様子や、最終プレゼンでソワソワしている学生の様子などを、一気に見ることができ、とても楽しかったです。

同じテーマなのに、こんなにも面白い提案があるのか!と同世代の建築学生さんの作品を見ることができて良かったです。案はもちろん表現方法など、私も挑戦したいことをたくさん見つけることができたので良かったです。

自分の気持ちや、自分らしさを建築として形にし、伝えられる場です。そしてたくさんの参加者のみなさんや、審査員の方々とともにさらに自分を広げられる場です。

一般投票賞

ひと折々の「  」に

 大阪工業大学  高田 裕一朗
         新井萌巴

○受賞者アンケート

大学の授業の一環で参加しました。

2人だからこそ意見が分かれることも多くあり、それを1つの建物の中でどのように形にするかという点が一番苦労した部分です。

審査員の方々には評価していただくことができませんでしたが、このような形で賞をいただけたことは嬉しく思います。

このような状況の中で開催してくださったことには感謝していますが、オンラインだからこそのテンポ感の悪さや盛り上がりのなさを感じました。

進行の段取りの悪さや、受賞者の誤った発表、発表漏れ、タイトルの読み間違い、など気分を害する部分が多かったと感じました。

コロナによって出来ないことが多かった大学生活最後の夏休みのいい思い出になりました。

以上7作品と、金賞、銀賞、銅賞、アンダー20賞、審査員賞、優秀賞、ビルダー賞の22作品。