未来の建築家を発掘、一流建築家が審査員! 建築界注目の現役学生の木造住宅設計コンテスト

工務店トップインタビュー

組織の歯車ではなく、大きな夢を持って、自分の存在意義を実感できる仕事を目指してほしい

岡山県
有限会社 福富建設   代表取締役 
後藤 正弘

福富建設リビングギャラリー


昨年、設計グランプリを見学させて頂き、多くの学生さんの熱いエネルギーに感動し、今回から参加させていいただきました。

 当社は、昭和22年の創業から、主に地元ゼネコンの下請け工務店として仕事をしておりました。ある時、連合設計の故・吉田 桂二(よしだけいじ)先生とご一緒した際、「このまま大手が横行すれば、日本の建築文化が消えてしまう。このままでいいと思っているのか?」と強く言われました。岡山県は林産県にもかかわらず、ハウスメーカーがシェア日本一だったこともあったのでしょう。

 平成9年、先代の父が亡くなった時、創業時から培ってきた自社の大工技術をもっと活かしたいと思い、下請けの仕事を一切やめました。国産材と自然素材にこだわった本物の家づくりをしたいと、新たなスタートを切りました。

 当社では、社員大工である棟梁が専任でつき、着工式、上棟、そして引き渡し後のメンテナンスなどの対応を行う「家守り」まで、責任をもって行います。
ハウスメーカーのように、営業がいて現場監理がいて、という分業体制は取っていません。一から十までお客さまに関わり、一生もののお付き合いを積み重ねていくのが、当社の家づくりです。お客さまも、棟梁たちをとても大事にしてくださるんです。造り手としては最高の喜びですよね。それを、私たちも良い仕事でお返ししていきたいですし、棟梁一人ひとりが、それを自覚して行動してくれているのを嬉しく思っています。

 お客さまのためにも、人材を育てることはとても大事だと思っています。「岡山にUターンして働きたい」「設計や広報を頑張りたい」という学生さんがいたら、積極的に当社に来て頂きたいですね。うちなら、結構面白い仕事ができると思いますよ。モノづくりに興味がある方、周りと衝突してでも「自分でやりたい」ぐらいの意識を持てる人だと嬉しいです。

 入社間もない社員から、「こういうことをしようと思うんですが」と尋ねられたときに「やったらいいよ」と、ふたつ返事をしたら、驚かれたことがありました。せっかく思いついたことをごちゃごちゃ上から言われるよりは、任せてもらえたほうが面白いことができるじゃないですか。当社は、社員一人ひとりの、そんな思いを大切にしたいと思っています。

 こんな素晴らしい大会にチャレンジする皆さんですから、将来、ただの組織の歯車にならないでほしいんですよね。「夢みたいなこと言うの止めろよ」と周りに言われるぐらいのことを夢見て、チャレンジして頂きたいです。皆さんの活躍を応援しています。

施工事例(岡山市 K様邸)

施工事例 /田中敏博氏 設計

【企業プロフィール】
会社名  有限会社 福富建設
住所   〒702-8033 岡山市南区福富東2丁目33-21 
連絡先  TEL:086-262-0633 (代表)
E-mail    info@fk1.co.jp 
事業内容 木造注文住宅の設計施工
沿革   昭和22年創業 資本金 1,000万円

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